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鞆まちづくり 議論停滞

広島県の湯崎英彦知事が、福山市鞆町の鞆港埋立て・架橋計画の撤回を表明し、25日で1年。県はこの間、反発する架橋推進派との溝を埋められずにきた。宙に浮いたまちづくりに、反対派住民からも不満の声が上がる。5月、知事と羽田市長はほぼ1年ぶりに会談。ようやく緒に就いた行政の模索を、住民は注視している。
(「中国新聞」6/25朝刊 見出し記事より)

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鞆の町の中心部8.6ヘクタールは、重要伝統的建造物保存地区の選定に向けての伝建区域に決定され、市はそれを目指してきた。しかし、それは鞆港の埋立て・架橋が前提となっていた。その計画が崩れた今、港の景観は保持される一方、江戸期から明治にかけての建物も多く残る古い町の残影は年々淡くなっている。町内にも町並保存はまった無しとの危機感は強いというが、事実ここ10年ほどで18棟もの伝統的建造物が取り壊されたのだという。
確かに町の中心を走る道路は狭く、離合不可能な箇所も多い。散策者も危険な思いをすることがある。しかしそれがなぜ町並保存の障壁となるのか。代替案の山側を迂回するトンネル案の推進を願いたいものだ。


※鞆の話題は私の最も関心のある事柄でもあり、今後も時々取上げていく予定です。
<関連サイト>
http://www.kyoshu-komichi.com/tomo.html

# by mago_emon2 | 2013-07-04 23:43 | 鞆の架橋計画と町並保存