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温泉津に活気 新店舗

大田市の温泉津温泉街に16日、古民家を改修し、サウナ、カフェバー、ギャラリーの機能を持たせた店舗がオープンする。U・Iターンした30代の男女3人が運営。旅館以外の施設が乏しかった温泉街を盛り上げようと意気込んでいる。
店舗の名称は「時津風」。運営する3人は浜田市出身の布施千暁さん(34)と戸倉幹雄さん(34)、兵庫県出身の小林新也さん(34)で、サウナ好きのオンライン座談会で意気投合したのを機に店舗を計画。3人が設立した会社が、地元事業者から運営を請け負う形式で実現させた。
2階建ての古民家の1階部分約180平方メートルを、自分たちでの作業も交えて改修。8人程度が利用できるサウナは、石州瓦の材料で作ったれんが状の石を熱源にする。水風呂には石見焼のかめを使用。壁の建材には石州瓦や地元の木材が使われている。サウナ部分だけは、5月の大型連休明けの開業を予定している。
カフェバー部分は15席。ギャラリーでは定期的に企画展を開き、土産物の販売もする。布施さんは「若い世代を中心に活気を生み出し、交流人口の増加につなげたい」と張り切っている。
【中国新聞 2022.04.15】


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温泉津温泉街


大森銀山の積出でも賑わった温泉津の町は伝統的な家並が連なり、旅館も団体客を受け入れるような大型なものは皆無で、現代では珍しいといえるほどのいわゆる鄙びた温泉街が展開している。
一方で記事にあるように旅館以外の店舗が非常に少ない。昼の共同浴場巡りなどのついでに立ち寄れるところが少なく、宿泊して夜の温泉街を散策するも暗い夜道ということで、ひっそりとしているのが実際のところだ。
地元の人による観光客に迎合しない形のこのような取組は応援したい。

by mago_emon2 | 2022-04-16 16:21 | レトロ商店街・店舗等  

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