都市景観大賞で優秀賞(三次「歴史的街並み地区」)

三次市の「三次町歴史的街並み景観形成地区」が2018年度の国土交通省の都市景観大賞都市空間部門での大賞(1地区)に次ぐ優秀賞(3地区)に選ばれた。住民と行政が一体となった歴史的な街並みづくりや地区内での祭りの開催などによる、にぎわい創出が評価された。
同地区のすぐそばには来春、妖怪博物館が開館する予定で、市は「受賞を励みに多くの観光客を呼び込みたい」と意気込む。
同地区は、みよし本通り商店街を中心とした計約1.4キロに石畳が敷かれた約9.2ヘクタールのエリア。明治、大正時代に建てられた昔ながらの町家や、伝統的な防火壁「卯建(うだつ)」のある住宅などが立ち並ぶ。
地元では1994年、まちづくりに着手。商店主たち地元住民が毎年春祭りを開くほか、三次町歴みち協議会を設けて市と連携して、地区内での建物の補修や増改築時には景観に配慮するよう調整や指導を続けている。市は石畳の舗装や電線の地中化、灯籠を設置した。三次地区自治会連合会も、13の小路を生かした町歩きをしやすいよう、マップや石板を制作した。
こうした一連の取り組みが「地域住民と行政が一体となって、道づくり、街づくりを進めてきた。活発な活動も街のにぎわい創出に大きく貢献している」と国に評価された。
市都市建築課は「歴史的な街並みの中に生活と観光が共存している強みを今後も一層磨いていきたい」としている。
【中国新聞 2018.06.21】
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三次町の町並(2008年撮影・石畳調の舗装は施工済)


三次の古い町並は駅から川を隔てた旧三次町にある。初めて町並探訪の目的で訪ねた頃からすると、見違えるように町並が整備された。
地元三次の方々が強く意識され、守るべく努力を積み重ねて来た結果であると感謝したい。
ただ、私が感じるだけかもしれないが、今施工されている石畳調の舗装は今ひとつ町並を引き立たせる効果には乏しく、せめて地道を思わせるカラー舗装に出来なかったものかと思う。
また妖怪博物館とやらが計画されているということはこの記事で初めて知ったが、この町並資源の魅力を、どのような形で伝えようとしているのか。核心がぶれるのではないかと危惧感を抱いてしまう。
この取組が観光客の集客に重きを置くばかりに、あらぬ方向に曲折してしまわないことを切に願いたい。


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by mago_emon2 | 2018-06-23 21:12 | 古い町並 | Comments(0)  

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