酒蔵通り一帯を調査へ
西条酒蔵通りはJR西条駅南の東西約1.2キロ、南北300~500メートル。通りを含む西条地区では明治、大正期の土蔵など既に73件が国登録文化財になっている。これまで酒造関連施設で調査がされてきたが、一般家屋は対象外だった。
調査では、歴史的なたたずまいを残る木造家屋30~50軒を対象に想定。柱の間隔を測って平面図を作ったり、建築時の状況を聞き取ったりするほか、水路や塀、石造物についても調べる。結果を参考に、街並み全体として保護するかどうかの可能性を探る。
市教委文化課は「調査は街並みの保存方針を判断するため。結果によっては重伝建の指定を目指すことも検討したい」としている。
夏ごろに有識者や市民を交えた委員会を設け、調査は外部の研究機関に委託して進める方針。2019年度末の完了を予定する。
【中国新聞 2018.05.10】

正直なところ少し突拍子ないようにも思えるが、酒蔵地区だけが注目されがちなこの界隈、旧山陽道沿いでもあり宿場や町家・商家の面影も少なくない。その貴重さをどこまで詳らかにできるか、その結果によっては案外重伝建級の価値もあるのかもしれない。
もちろん、私も知らないことが沢山ある。重伝建以前にまず調査結果を楽しみにしたい。
by mago_emon2 | 2018-05-10 23:28 | 古い町並