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賀茂鶴・白牡丹の関連施設 国登録文化財へ

10日の文化審議会の答申で、東広島市西条地区の酒造2社の関連施設29件が国の登録有形文化財に登録される見通しとなった。昨年8月に登録された5社42件と合わせ、同地区にある酒造全7社の施設がそろった。
いずれも江戸中期から昭和期にかけて造られた。賀茂鶴酒造は、木造2階建て洋館の本社事務所やれんが造りの煙突4本など19件が登録される。藤原昭典社長(64)は「まちづくりや観光に生かしたい」と喜んだ。
白牡丹酒造は、延宝蔵南端棟や大正期に建てられた町家の母屋など10件が認められる。島治正社長(51)は「施設を守り続ける責任の重さを痛感する」と話した。
こうした文化財は、一帯が宿場町から酒造地に変遷した歴史を伝える。市教委は今後、同市黒瀬町などの酒造関連施設の登録も目指す。
【中国新聞 2017.03.11】
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賀茂鶴酒造事務所

西条の酒造地区は、私個人的な感想では古い町並としての魅力よりも酒都の観光要素としてのイメージが勝ってしまっていて、少しランクは下がってしまう。しかし個々の酒蔵や事務所、煙突のある風景は独特のもので、それらが登録文化財として認められたのはうれしいことだ。
これらの建物があることで酒どころとしての価値も高まると思う。希望を言えば駅を挟んで西側の街道沿いの伝統的建物も巻き込んでの動きを期待したい。


by mago_emon2 | 2017-03-11 22:37 | 伝統的建造物  

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