市交流館 来月会館(三次市)
交流館は、町家風の木造2階建て延べ約310平方メートルで、1階は辻村さんの捜索工房と、三次人形などの歴史資料の展示スペースとなる。2階は未定。市が所有者から無償で譲り受け、1階の土間部分約100平方メートルの床や壁などを約2300万円で改修した。
辻村さんが東京都から三次市へ今春移住したものの、市内の病院で病気療養中のため、当面、アトリエジュサブロー代表の川崎員奥さん(68)が創作工房を運営する。
同町の三次本通りに2013年10月、辻村さんの作品を展示する人形館が開館。松本和男副館長(68)は「人形館と交流館を往来する人たちで三次本通り一帯にかつてのにぎわいが生れれば」と期待する。
交流館は市直営施設で、同町の栄町自治会に管理業務を委託する。午前9時~午後5時。水曜休館。特別展の開催や創作スペースの使用などは有料。(後略)
【中国新聞 2016.05.24】
※記事のヘッドの見出しは、「寿三郎作で三次に活気」

三次の町並(地域交流館予定地付近)
三次市は川運で商業が栄え古い町並も残るところだ。このところ地元も随分意識され、探訪客も増えているようである。
この二つの施設により、三次の歴史そして町並の魅力が広く知れ渡り、更に保存への気運が高まることを期待したいものだ。
なお、記事に「石畳の町並みが残る・・・」とあるが、これは最近になって石畳的な舗装が施工されたもので、歴史的なものではない。
by mago_emon2 | 2016-05-25 21:03 | 伝統的建造物