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原爆被害 歩いて学ぶ

広島市南区出汐にある被爆建物の旧陸軍被服支廠(ししょう)の周りを歩く「こどもサマーピースウォーク」が18日あった。市内の親子連れたち67人が参加し、原爆被害の悲惨さを学んだ。
参加者は、被服支廠から大河公民館まで約1kmを巡った。市民団体の案内役は、折れ曲った鉄の扉を前に「爆風がどんなに強かったか想像してみて」と語り、子供たちは真剣にメモした。
大河公民館などの主催で、参加者は被爆者の体験談も聞いた。母親と歩いた牛田小6年の原田光君(12)は「壁が黒くなっていた。あらためて原爆は怖いなと感じた」と受け止めていた。
【中国新聞 2015.07.19】

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幹線道路から少し中に入ったところにあり眼につきにくいため、余り知られていないこの建物。しかし被爆建物の中ではその規模は最大のものといってよいだろう。
一時は運送会社の寮などに使われていたが現在は利用されていない。しかし先日も演劇が上演されるなど活用される事例も出てきて、徐々に貴重な建物であるとの認識が広まってきたようだ。
このレンガ建築横の路地も、良い散策路として風情をかもし出している。

また記事にもあるように、この建物には原爆の証人という別の重要性もある。
費用を投入してでも保存し、可能であれば何かの施設として公開していただきたいものだ。

by mago_emon2 | 2015-07-20 10:45 | 伝統的建造物  

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