「國安家住宅」買取へ

岩国市は、錦帯橋近くにある国登録有形文化財で江戸時代の町家建築「國安家住宅」を買い取り、2015年度に観光交流拠点として改修、整備する。16年春の観光シーズンに間に合うよう、同年3月頃の供用開始を予定している。
國安家住宅は、江戸時代から鬢付け油を製造販売していた松金屋の建物。1930年に閉店後、國安家が買い取った。現在は使用されていない。
錦帯橋周辺の同市岩国・横山地区では、住民や学識経験者たちでつくる委員会が13年度、城下町のたたずまいや錦帯橋と歩んできた暮らしを魅力として生かすまちづくりの事業計画をまとめた。既存建物の活用や交流施設の整備を求める住民の意見を踏まえ、市は國安家住宅うぃ観光交流拠点として活用できないかを検討、所有者と買い取りに向けて話し合いを進めてきた。
市によると、14年度中に土地と建物を取得。15年度に、柱を補強するなどの改修工事を実施する。取得と改修にかかる費用は約1億円を見込む。パンフレットを置くなどの観光案内機能のほか、休憩スペースやトイレを設ける計画で、観光客が気軽に立ち寄れる施設を目指す。地域の集会所としても活用する。
【「中国新聞」2015.01.01】

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國安家住宅(右手前)

錦帯橋を挟んで、かつて右岸側は城内地であり、左岸側は町人町であった。
観光客は橋を渡って城内地側は一通り巡るものの、町人町地区に足を踏み入れる人はほとんどいない。
この地区は國安家をはじめとして伝統的な町家建築、洋風建築が多く、古い町並として十分なものが残っている。
旧町名を表示するなど、わずかに外来客を意識した色が感じられるが、建物の改修等が行われた旧家は全くなく、それがある意味貴重といえる。
このような町並は、やがて徐々に古い建物が取壊されやがて家並から歴史を感じ取ることが困難となる。それを食い止めるには、外来客を誘導しそれを意識した町の改造を行う事も一つの手である。
それが度を過ぎるとまた問題ではある。そのあたりの加減は難しいものではあるが、この國安家住宅を皮切りに、いい意味で町並が活性化してほしいものである。
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by mago_emon2 | 2015-01-04 11:47 | 伝統的建造物 | Comments(0)  

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