稲荷山が重伝建に 国宝に旧富岡製糸場

文化審議会(宮田亮平会長)は17日、世界文化遺産の旧富岡製糸場(群馬県富岡市)を国宝に、昭和前期に建てられた名古屋市庁舎や愛知県庁舎(いずれも名古屋市)など9件を需要文化財に指定するよう下村博文文部科学相に答申した。
長野県千曲市の商家町を重要伝統的建造物群保存地区に選定することも求めた。

近く答申通り告示され、建造物分野の重要文化財は計2428件(うち国宝221件)、保存地区は109地区となる。
旧富岡製糸場は明治政府が1872年に建設した製糸工場で、今年6月に近代養蚕農家の原形「田島弥平旧宅」などとともに「富岡製糸場と絹産業遺産群」として世界文化遺産に登録された。答申は「世界の絹文化の発展に大きく貢献した施設で、文化史的に深い意義がある」と評価し、木骨れんが造りの繰糸所など3棟を対象とした。
隣接して立つ名古屋市庁舎(1933年完成)と愛知県庁舎(38年完成)は、タイルを張り巡らせた洋風建築に瓦屋根を載せた造りが共通の特徴で、意匠的に優れていると判断した。
インドの古代仏教建築に似た外観を持つ築地本願寺本堂(東京都中央区)、現存する道路可動橋で最古の長浜大橋(愛媛県大洲市)も重文に指定される。
千曲市の稲荷山地区は、江戸時代に宿場町、その後は商家町として栄えた一帯で、街道沿いに古い家屋や土蔵などが保存の良い状態で並んでいる。(後略)
【「中国新聞」2014.10.18】

※記事タイトルは掲載に際し変更しています

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稲荷山の町並

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築地本願寺本堂

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長浜大橋

重伝建地区は毎年1~3箇所は追加されている。近年はおやっというような場所が選定される事もあるが、この稲荷山は順当なところといえよう。土蔵そして町家は重厚で、その密度も濃く私の町並度も7と高評価を下していた。裏手の土蔵群も見ごたえがある。
築地本願寺本堂、長浜大橋と訪ねたことのあるところが新たに重要文化財となったことも嬉しい。
富岡製糸工場は、以前群馬県を訪ねたとき見学しようかどうか迷ったことがあり、結局古い町並の探訪を優先してパスしてしまったことが悔やまれる。今では落着いて見学することなど不可能だろう。

その他の重要文化財の答申内容(文化庁報道発表、PDF形式)
http://www.bunka.go.jp/ima/press_release/pdf/2014101702.pdf

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by mago_emon2 | 2014-10-19 10:08 | 重伝建保存地区 | Comments(0)  

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