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町商工会、活性化探る -上下-

府中市上下町の上下町商工会は、町中心部の商店街の活性化策を探る「白壁のまちなみを活用したまちづくり委員会」を発足させた。福山大、福山市立大の学識者を含む委員15人で構成。学生の協力も得て、空き店舗の活用や景観保存などの計画を来年3月までにまとめる。市とも連携し、来年度以降の具体化を目指す。
上下町は江戸時代、幕府の直轄地として金融業で栄えた。商店街には古い建物も残り、観光客も訪れる。しかし、商工会によると、過疎化に伴い、民家などを除く商店街の111軒のうち、空き店舗は8月時点で約3割の34軒に上った。5年後には4割に増える恐れもあるという。
委員会は、福山大経済学部の小林正和准教授、福山市立大都市経営学部の岡辺重雄准教授、商店街の事業者たちがメンバー。9月下旬の初会合では、「観光客が来る日曜日に閉めている店が多い。意識改革が必要」「高齢化でイベントの維持も難しくなった」などと課題を出し合った。今後、福山大経済学部の学生7人も加わり、商店街で実地調査をする。
商工会の伊藤敏雄副会長(61)は、「若者や町外からの視点も交え、商店街に新しい力を入れるための豊作を探りたい」と話している。
【中国新聞 2014.10.03】


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上下の町並 ほぼ同じ場所で上:2002年、下:2009年撮影

上下の町の由来はこの記事の通りであり改めて説明するまでもないが、この町はここ10年ほどでかなり景観的に変化している。失礼ながら今では山間の一田舎町にすぎない町である。
この上下では古い町並景観の整備目的で、電線埋設、旧家の改修などかなり大掛かりに修景が行われた。私は当初正直舌打ちしたい気分だったが、もしこのように取組まなければ、地元の人にも意識着目されることもなく、伝統的な建物も徐々に取壊され風情が失なわれていくことになっただろう。特にこのような山間部の過疎地帯にあることもあって、こうするしかなかったのかもしれない。
いや実際、町並を意識し外来客をある程度取り入れることに成功した今でも、空き店舗の増加が止らないというのが中国地方の山間部の実情だ。使われていない建物ばかりでは、活きた町並ではなく博物館に近いものになってしまう。
このような地域では、特にそのバランスを取るのが難しい。大学と組んでの取組、かなりの難題と思われるが今後どのようになっていくか注視したい。

by mago_emon2 | 2014-10-04 21:25 | 古い町並 | Comments(0)  

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