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酒蔵通り景観保全を支援

東広島市は、市内の観光名所である酒蔵通りの景観を保全する支援策の創設に乗り出す。赤れんがの煙突や古民家の取り壊しが相次ぐ中、建物の外観の維持などに助成金を出す制度を検討する。中長期的には、酒蔵地区全体での建物の高さ制限などルール作りも目指す。

景観保全の制度がある他市の事例を調査中で、2014年度の早い段階で支援対象とする建物の条件や助成内容の案をまとめる。地区で説明会を開いて住民の意見を聞き、15年度の開始を目指す。
市によると、地区内には築50年以上の酒蔵が41棟、赤レンガの煙突が13本ある。酒造会社8社が集まり、毎年10月の酒まつりは20万人以上でにぎわう。観光面にとどまらず、東広島の個性を醸し出すエリアと言える。
現在、地区を対象にした建物の維持費の助成や景観のルールはなく、老朽化した建物が更地やマンションなどになるケースが増えている。「ほどなく酒都のイメージが失われてしまう」との声がある。
ただ、規制を含むルール作りには壁もある。地区の住民や酒造関係者でつくる「酒造築まちづくり協議会」は05年、6階建て以上の建物の建設禁止などを含む提案をまとめたが、住民合意を得られなかった経緯がある。
市都市計画課は、「ハードルは低くないが、酒蔵がこれだけ集まる地区は全国でも珍しい。保全に向けて意識を高めたい」としている。

(「中国新聞」2014年1月5日)

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この記事にあるように、酒造業者がこれほど数多く密集した場所は全国でも稀である。まさに酒造家群自身が創出する町並風景である。
現在煙突は使用されていないが、それを解体せず残しているのも各造り酒屋の誇りを感じさせる。
近年西条の駅前付近は再開発されて趣はなくなったが、幸い造り酒屋の連なる一帯の手前で踏みとどまった。
古い町並としても、かなり特異で独特な立ち位置にある西条の町並。その個性と伝統を景観的に守り継いでいくための制度づくりはやはり必要だろう。今後の動きに注目したい。

by mago_emon2 | 2014-01-05 19:58 | 古い町並 | Comments(0)  

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