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U・Iターン促進 全国表彰

出雲市大社町の漁村、鵜峠(うど)・鷺浦地区の住民たちで作る「鵜鷺げんきな会」が、U・Iターン者を呼び込む地域おこし活動を評価され、「オーライ!ニッポン大賞」(農林水産省など主催)の審査委員会会長賞を受賞した。

(中略)同地区は人口約220人で65歳以上が6割を占める。会は2005年、鷺浦区長の安部勇さん(70)を中心に発足した。11件の古民家を住居や宿泊施設、ギャラリーなどに改装、都市部との交流を深め、海水を煮詰めてつくる天然塩の商品化で知名度を高めた結果、これまでに14組28人のU・Iターン者を呼び込んだ。
また、山と海に囲まれた地区へのリピーターが増え、宿泊施設は年約300人が利用するという。
11月26日夜、地元で受賞報告とIターン者歓迎会があり、Iターン者9人を含む住民約20人が出席。大阪市から移住し、漁業を営む小山智広さん(34)は、「都会と違って時間に流されず、毎日生きている感じがする」。川本町出身の福祉施設職員和田守さん(24)は、「よそから来たのにすんなり受け入れてくれた」と感謝していた。
(「中国新聞」 2013.12.02)

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鷺浦の町並

ここを最初に訪ねたのは2002年のことで、当時は伝統的な家屋が狭い路地に全く手つかずの状態で連なり、深く感動した。漁村系では私はトップクラスの町並と思っている。
その後再訪するにつれ、徐々に住民の方が意識され、案内看板の設置、家屋の改修、そして記事のような外来者を迎え入れられるよう改修した旧家を見るようになった。
それらも町並の雰囲気を一切侵さないもので、非常に良い取組と思った。
小さな集落でのささやかな動きではあるが、戻ってきた人々によってこの町、そして町並が保持されていくことを願いたい。

by mago_emon2 | 2013-12-02 23:43 | 古い町並  

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