マッサン経済効果7億円

NHK連続テレビ小説「マッサン」による竹原市への経済波及効果は7億円近くになったと、市観光協会がまとめた。飲食費と土産物の購入費を合わせた1人当たり消費額を5589円とはじき、地元宿泊者の割合や放映期間(2014年9月~15年3月)の観光客の伸びを踏まえて算出した。
ドラマは市が舞台の一つとなり、主人公のモデルでニッカウヰスキー創業者の竹鶴政孝(1894~1979年)の生家のある町並み保存地区(本町)などでロケもあった。竹原商工会議所が14年11月1日~3日と15年1月17,18日、同地区と近くの道の駅たけはら、JR竹原駅などでアンケートを実施。市外からの観光客936人から回答を得た。飲食費は平均2397円、土産代は同3182円。市内に宿泊した人は回答者の8.6%にあたる81人だった。
保存地区には、ともに市重要文化財の森川邸、松阪邸と、市歴史民俗資料館、光本邸の有料4施設があり、放映期間中は計8万7156人が入館した。前年同期より増えた人数5万5255人、アンケートではじいた1人あたり消費額、宿泊者の割合、宿泊費などから直接効果額を4億2500万円とした。
各種商品などの原材料費やイベントの人件費といった間接効果額は2億6700万円。合わせて6億9200万円を経済効果とした。
市全体の観光客数も伸びた。市産業振興課によると、13年の94万5061人から、ドラマ放映があった14年は119万3832人に増えた。15年は集計中だが、14年を超えているという。
【中国新聞 2016.01.21】

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竹原は古い町並としてかなり全国的な知名度が増したことだろう。
しかしわたし個人的には、観光客でごった返す竹原は少々違和感を覚える。自宅から1時間圏内にある町並だが、実際ここ数年探訪ペースが落ちている。
この記事を見て、以前の静かだった竹原を少々懐かしんでいる。

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# by mago_emon2 | 2016-01-24 14:59 | 重伝建保存地区 | Comments(0)  

忠海地区の景観整備支援

広島県は、市町と住民の連携による景観整備の取り組みを支援する「まちなみづくり」事業のモデル地区に、竹原市忠海地区を選んだ。同地区は歴史的な港町で、地区内の忠海港から離島の大久野島に向う観光客が増えている。市は2016年度に地元の自治組織と協議会を設け、統一性のある家屋デザインの推進などを目指す。
忠海地区は江戸期に北前船が往来した港町で、回船問屋などの商家が残り、「浴衣まつり」など地域行事も盛ん。観光客が立ち寄る拠点にしたい市が、まちなみづくり事業に申請していた。
(中略)市によると、忠海港からフェリーで15分の大久野島は、繁殖する野生ウサギが国内外の観光客に人気。14年の観光客は18万2千人と10年(12万3千人)の1.5倍に増えた。市都市整備課は「この好機に地区を周遊してもらう仕掛けをつくりたい」としている。
まちなみづくり事業は、統一性のある町並みづくりを進め観光客を呼び込み、定住促進にもつなげる狙い。モデル地区の選定は、14年度の宮島口(廿日市市)、東城(庄原市)両地区に次ぎ3件目。宮島口では廿日市市が有名建築家を委員に招いた景観コンペを開き、町並みリニューアルの参考にしている。
【中国新聞 2016.01.15】

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忠海の町並

竹原の古い町並の陰に隠れて、なかなか注目されることのない市域東部の忠海地区。
私もこの町を歩いたのは1度しかないが、写真を見るとなかなかの見ごたえある町並だ。
大久野島はいつの間にか多くの観光客の訪れる島となっていて、昨年春の連休中に渡ろうと思っても乗船を待つ客や車で大変な混雑で、即座に諦めたことを思い出す。
その客達を差し向けようとは、ある意味浅はかな思い付きともいえるのだが、竹原市街地の陰に隠れたイメージでありながら古い町並として十分な質量を保っている。
この取組によって、忠海の町並が認識され、町並も活性化されることを期待したい。

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# by mago_emon2 | 2016-01-16 21:46 | 古い町並 | Comments(0)  

「歩車分離」20日住民説明会

広島県は14日、鞆港埋め立て・架橋計画を撤回した福山市鞆町で整備を目指す護岸と道路について、地元住民向けの説明会を20日に同町で開くと発表した。護岸沿いに造る管理用道路に歩行者、並行する県道に車を通す「歩車分離」を提案し、住民に理解を求めるとみられる。
県地域政策、土木建築両局の幹部たち10人が出席し、町内会長たち約30人に説明する。県は、鞆港西側に護岸を建設する考えで、堤防沿いに新設する管理用道路に歩行者やシルバーカーを通し、県道は主に車両通行用とする案を示す見通し。防災対策と交通問題解決の狙いをを説明する。
県が8月の説明会で示した護岸、道路整備に関する4案から絞り込んだ理由も述べる。これまでの説明会では、交通事情の改善などを理由に早期の工事着手を求める声が上がる一方、自然の砂浜を損なうとして反対する意見も出ている。
【中国新聞 2015.12.15】

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交通問題と歴史景観問題で長らくせめぎ間が続く鞆の浦。一方で高潮対策も急がれる中で、この護岸整備とからめた歩車分離は少しでも問題の緩和を図るひとつの策といえる。
架橋が沙汰止みになった今、代案の最有力だったはずのトンネル案はどうなったのか。これが実現すれば、抜本的な解決になり、町並の重伝建化も前進するはずなのだが。

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# by mago_emon2 | 2015-12-19 22:36 | 鞆の架橋計画と町並保存 | Comments(0)  

宮島の町並み見学

廿日市市が国の重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)選定を目指す宮島の町並みを見学する会が27日、町家通り一帯であった。都市住宅学会が企画し、県内外の大学教授たち20人が参加した。
町家を活用した広島工業大(広島市佐伯区)の地域環境宮島学習センター(通称・宮島こもん)を会場に、同大教授たちが江戸期から昭和初期にかけての島の建物の建築様式や特色を紹介。空き家の活用や生活を観光に活かす取組みの必要性を指摘した。
参加者者は町家通り一帯を歩き、ギャラリーやゲストハウスとして活用されている建物などを見学した。同学会九州支部の鮫島和夫支部長(68)=長崎市=は「各年代の建物が、まちと一体で残っており珍しい」と興味深そうだった。
【中国新聞 2015.11.28】

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町家通りの町並

観光地として有名な一方、町並が注目されることがこれまで少なかった宮島の町。町家通りと呼ばれる土産物街の山手の筋はそこそこ知られるようにはなったが、まだ人通りは少なく旧来の宮島の町家の姿、町並の素朴さも感じることができる。
島内にはこの他にも社家町、門前町など多様性に富んだ町の風景が残っており、歴史的価値も高いので、早く重伝建地区となることを願いたいものだ。

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# by mago_emon2 | 2015-11-28 21:32 | 古い町並 | Comments(0)  

歴史的町並み活用策を議論 東城でワークショップ

庄原市は10日、東城町の市東城支所で、同町中心部の歴史的な町並みの保存・活用策や、景観のルールづくりなどを議論するワークショップを始めた。来年8月末をめどに景観と地域活性化についての計画をまとめる。
対象エリアは、国土交通省から夢街道ルネッサンスの認定を受けた「街道東城路」周辺の約18ヘクタール。エリア内の自治会、商店、建築士などの各団体、市職員たち約30人が参加した。
この日は市都市整備課の三浦義和課長が「地域資源を活用して活性化に結び付けていけるよう、皆さんと一緒に議論したい」とあいさつ。その後、4グループに分かれて約1時間かけて町並みを散策し、地域の特色や強み、問題点などを模造紙にまとめた。
メンバーからは「建物の高さがそろっているので景観が良い」「空き家が増えている。どう対処するか」などの意見が出た。
東城町川西の屋根工事業酒井康博さん(58)は「町並みと言っても地域によって特徴が異なる。どうまとめていくか、しっかり考えたい」と話していた。
市は本年度にあと3回、来年度3回のワークショップを開く。
【中国新聞 2015.11.11】

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東城の町並

東城は城下町を起源とした貴重な古い町並が今なお残っている。
この町並でいつも感じるのが、町の人の町並に対する意識の高さだ。重伝建地区は別として、一番住民が熱い思いを注ぎ込んでいる町並だろう。
実際、質量ともに古い町並として保存活用するに十分なものがある。
交通の便の悪いところにあるのが、逆に功を奏するのではないかとも思う。
多くの外来客がなだれ込むことはなく、観光地化という方向性に向うことは考えにくいからだ。
今後の動きに注視し続けていきたい町並である。

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# by mago_emon2 | 2015-11-12 23:28 | 古い町並 | Comments(0)  

鞆の浦 魅力と保護探る

世界遺産候補地を審査する国際記念物遺跡会議(イコモス)のスグタボ・アローズ会長を招いたシンポジウム「歴史的港町 鞆の浦の魅力と可能性」が10月31日夜、福山市東桜町、県民文化センターふくやまであった。まちづくりの専門家たちを交え、同市鞆町の課題などについて議論した。
アローズ会長は「鞆には自然の影響を受けた文化的な景観があり、重ねられた歴史が地域社会の中で生きている」と評価。一方で「正当な保護がされていない。守るものを研究で見極める必要がある」と指摘した。
法政大学工学部の陣内秀信教授(建築史)は「地元の人が鞆の価値を理解して、楽しむ仕組みをどうつくるかが重要だ」と強調。日本総合研究所の藻谷浩介主席研究員は「橋がなく不便な島などに若い人が流れ込み、ビジネスを始めている。交通を便利にして栄えた所はない」と考え方の転換を促した。
シンポは、同市の市民有志が企画し約530人が参加した。開会前に鞆町を視察した世界各国のイコモス委員も「美しい町に賛辞を送りたい」などと感想を述べた。
【中国新聞 2015.11.02】

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こういう会が開催されるのは、鞆の魅力と歴史的価値が高いことを証明しているが、指摘の通り正当な保護がなされているとは私も到底思えない。町並にしても重要伝統的建造物群保存地区に匹敵するものがあるのに、未だに道路整備と抱き合わせなどといって選定への動きは捗っていないようだ。
「交通を便利にして栄えたところはない」というのは実際あちこちで例をみることができる。ここの架橋計画に際して、和歌山県の和歌浦の例が引き合いに出される。架橋により通過点になってしまったそうだ。
架橋計画は白紙にはなったが、以後代替案の検討は進んでいるのか、その点が気掛かりである。

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# by mago_emon2 | 2015-11-03 16:46 | 鞆の架橋計画と町並保存 | Comments(0)  

神辺宿・歴史まつり(速報)

いつか訪ねないと、と思っていたこの催しにようやく訪れることができた。
その一番の目的は、「神辺本陣」が一般公開されることだ。普段も申し込めば見学できるが、これまではまたいつかと外観だけで通り過していた。本陣とは大名行列の時の主要な宿泊施設。その建物が今に至っても残っているというのは、とんでもなく貴重なことだ。

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神辺本陣とその内部

この「神辺宿・歴史まつり」の模様もあわせて、『郷愁小路』本編の「かわら版」で近日レポート予定です。
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# by mago_emon2 | 2015-10-18 22:08 | 現場レポート | Comments(0)  

可部の町めぐり2015

10月11日、恒例の「可部の町めぐり」が安佐北区可部の町並一帯で行われた。

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秋の恒例行事として定着した感があり、地元の人また市内各地の人が町のことを再発見できる有意義なイベントと思う。
既に以前取り上げ、また郷愁小路本編でも紹介しているので今回はイベントそのものについては詳しく書かないが、メイン会場の一つ旭鳳酒蔵では、地酒の試飲、そして酒蔵を使ったミニコンサートが行われた。
今回はチェロ奏者秋津智承氏によるもので、久々に聴く弦楽器の音色は陶酔するようだった。
その他当地で名産品として知られた山繭織の再現、また地区の団体によるフラダンスやカラオケなどの実演も催されていた。

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一方で、今回何度目かのこのイベントレポートになるので、負の印象ものことにも触れたい。
写真の仮囲いされた旧家は、しばらく空家だったがとうとう取壊し目前といった様子だった。ここ以外に、ここ数年で更地になった箇所も見られ、古い町並の連続性が失われつつある。
イベントの参加者もそれに気付いた人が少なくないと思う。このイベント開催によるその現象の歯止め効果など期待できないと思うが、意識付けのきっかけにはなるだろう。そういう意味でも続けてほしい。
また、伝統的な建物や会場が旭鳳酒蔵などの北部と、少し離れた南部に分離した形になっていることもあるが、歩いて移動中も通行する車が多く落着いて街歩きがしにくい。ここは思い切って開催中の通行止めまでは難しいにしても、せめて一方通行規制でもできないものだろうか。
イベントが行われる道筋は渋滞気味の国道の迂回路にもなっているが、可部バイパスの開通によりそれも緩和されてきているのではないだろうか。
末永く続けてほしいからこそ、そう思うところだ。
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# by mago_emon2 | 2015-10-14 21:56 | 現場レポート | Comments(0)