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宮島の町並み見学

廿日市市が国の重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)選定を目指す宮島の町並みを見学する会が27日、町家通り一帯であった。都市住宅学会が企画し、県内外の大学教授たち20人が参加した。
町家を活用した広島工業大(広島市佐伯区)の地域環境宮島学習センター(通称・宮島こもん)を会場に、同大教授たちが江戸期から昭和初期にかけての島の建物の建築様式や特色を紹介。空き家の活用や生活を観光に活かす取組みの必要性を指摘した。
参加者者は町家通り一帯を歩き、ギャラリーやゲストハウスとして活用されている建物などを見学した。同学会九州支部の鮫島和夫支部長(68)=長崎市=は「各年代の建物が、まちと一体で残っており珍しい」と興味深そうだった。
【中国新聞 2015.11.28】

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町家通りの町並

観光地として有名な一方、町並が注目されることがこれまで少なかった宮島の町。町家通りと呼ばれる土産物街の山手の筋はそこそこ知られるようにはなったが、まだ人通りは少なく旧来の宮島の町家の姿、町並の素朴さも感じることができる。
島内にはこの他にも社家町、門前町など多様性に富んだ町の風景が残っており、歴史的価値も高いので、早く重伝建地区となることを願いたいものだ。

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by mago_emon2 | 2015-11-28 21:32 | 古い町並 | Comments(0)  

歴史的町並み活用策を議論 東城でワークショップ

庄原市は10日、東城町の市東城支所で、同町中心部の歴史的な町並みの保存・活用策や、景観のルールづくりなどを議論するワークショップを始めた。来年8月末をめどに景観と地域活性化についての計画をまとめる。
対象エリアは、国土交通省から夢街道ルネッサンスの認定を受けた「街道東城路」周辺の約18ヘクタール。エリア内の自治会、商店、建築士などの各団体、市職員たち約30人が参加した。
この日は市都市整備課の三浦義和課長が「地域資源を活用して活性化に結び付けていけるよう、皆さんと一緒に議論したい」とあいさつ。その後、4グループに分かれて約1時間かけて町並みを散策し、地域の特色や強み、問題点などを模造紙にまとめた。
メンバーからは「建物の高さがそろっているので景観が良い」「空き家が増えている。どう対処するか」などの意見が出た。
東城町川西の屋根工事業酒井康博さん(58)は「町並みと言っても地域によって特徴が異なる。どうまとめていくか、しっかり考えたい」と話していた。
市は本年度にあと3回、来年度3回のワークショップを開く。
【中国新聞 2015.11.11】

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東城の町並

東城は城下町を起源とした貴重な古い町並が今なお残っている。
この町並でいつも感じるのが、町の人の町並に対する意識の高さだ。重伝建地区は別として、一番住民が熱い思いを注ぎ込んでいる町並だろう。
実際、質量ともに古い町並として保存活用するに十分なものがある。
交通の便の悪いところにあるのが、逆に功を奏するのではないかとも思う。
多くの外来客がなだれ込むことはなく、観光地化という方向性に向うことは考えにくいからだ。
今後の動きに注視し続けていきたい町並である。

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by mago_emon2 | 2015-11-12 23:28 | 古い町並 | Comments(0)  

鞆の浦 魅力と保護探る

世界遺産候補地を審査する国際記念物遺跡会議(イコモス)のスグタボ・アローズ会長を招いたシンポジウム「歴史的港町 鞆の浦の魅力と可能性」が10月31日夜、福山市東桜町、県民文化センターふくやまであった。まちづくりの専門家たちを交え、同市鞆町の課題などについて議論した。
アローズ会長は「鞆には自然の影響を受けた文化的な景観があり、重ねられた歴史が地域社会の中で生きている」と評価。一方で「正当な保護がされていない。守るものを研究で見極める必要がある」と指摘した。
法政大学工学部の陣内秀信教授(建築史)は「地元の人が鞆の価値を理解して、楽しむ仕組みをどうつくるかが重要だ」と強調。日本総合研究所の藻谷浩介主席研究員は「橋がなく不便な島などに若い人が流れ込み、ビジネスを始めている。交通を便利にして栄えた所はない」と考え方の転換を促した。
シンポは、同市の市民有志が企画し約530人が参加した。開会前に鞆町を視察した世界各国のイコモス委員も「美しい町に賛辞を送りたい」などと感想を述べた。
【中国新聞 2015.11.02】

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こういう会が開催されるのは、鞆の魅力と歴史的価値が高いことを証明しているが、指摘の通り正当な保護がなされているとは私も到底思えない。町並にしても重要伝統的建造物群保存地区に匹敵するものがあるのに、未だに道路整備と抱き合わせなどといって選定への動きは捗っていないようだ。
「交通を便利にして栄えたところはない」というのは実際あちこちで例をみることができる。ここの架橋計画に際して、和歌山県の和歌浦の例が引き合いに出される。架橋により通過点になってしまったそうだ。
架橋計画は白紙にはなったが、以後代替案の検討は進んでいるのか、その点が気掛かりである。

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by mago_emon2 | 2015-11-03 16:46 | 鞆の架橋計画と町並保存 | Comments(0)