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鞆混雑緩和の検証実験

広島県が、鞆港埋め立て・架橋計画を撤回した福山市鞆町で、車の流れを変えることで混雑を緩和できるかどうか検証する実験を、7月16,17日の両日と同19日に実施する方向で調整していることが24日、分かった。16,17日は地元に協力を求めて通勤時間帯に行う計画。19日は観光客に車で町中心部に入らないよう呼び掛け、効果を確かめる。
町中心部を通る県道鞆松永線は道幅が狭く、車と歩行者で混み合う。朝のラッシュ時は市中心部に向かう車が多い。このため、16,17日の実験は、鞆松永線の車両の通行を原則、市中心部方面に向う車だけになるよう誘導する。沼隈方面に向うドライバーには、別の市道を使うよう促す。
観光客対象の19日は終日を予定。沼隈方面からは観光で訪ねるドライバーに、町中心部を通らないよう求める。鞆の浦を見渡せる県道「グリーンライン」や市道「スカイライン」を迂回路として、町中心部に近い駐車場まで行くよう勧める方針でいる。
【中国新聞 2015.06.25】

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鞆の中心部にあるこの道、西側の沼隈地区に通じていることもあり車の往来が多く、また生活道路でもあるこことからそれらの車両で混雑する。私も何度もここを車で走ったことがあるが離合が困難な箇所も多く、交通の大きな障害となっている。
また、観光客も歩くこの界隈では散策中に危険が伴うことにもなる。
同じ紙面に湯崎県知事と羽田福山市長のやり取りも載っているが、代案に提示されたトンネル整備も、反対派がいるようで計画が進んでいない。市外中心のこの狭い街路に多くの車が行交い混雑する状態は、当面の間は避けられそうにない。この企画はそれを少しでも緩和させようと、苦肉の策を模索するような取組だ。
現状で最も効果的なのは、一方通行制の採用だ。迂回路を設ける方法と信号機等で規制する方法があるが、前者は迂回路の確保が困難で、後者は待ち時間の増大が問題となる。
でもそうした思い切った策を採らないと解決法はないと思われる。この実験が何らかの成果を上げ、最終的に架橋にもトンネルにも依らない解決法に着陸することが出来ればよいのだが。

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by mago_emon2 | 2015-06-27 22:42 | 鞆の架橋計画と町並保存 | Comments(0)  

映画ロケを機に・・―石川県加賀市

石川県南部の加賀市大聖寺地区。ここは2003年に初めて訪ね、古い城下町らしい細やかな路地、その両側に連なる町家建築が古い町並を濃厚に演出していて、印象に残る訪問だった。
このたび、この方面の探訪にあたってサイト更新目的で再訪してみようと考え、帰途に寄ったのだった。
今回は鉄道利用だったので、駅前にレンタサイクルのある観光案内所を見つけ借りることにした。
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大聖寺の町並


町並は前回と大きく変わらず、安心して探索できた。これは市や住民の方々の意識により保たれたものなのか。または改築や取り壊しなどの動きがなかったからなのか。
自転車を返しながら案内所の人と暫し話をしたが、色々興味深い話も聞かれた。
今春、来年公開の映画がここを舞台に収録され、その映画のプロデューサーが町並を見て、色々意見を述べられたそうだ。(以下、「北陸中日新聞」の記事)

加賀市大聖寺地区の活性化を目指すNPO法人の歴町センター大聖寺は(5月)29日、市民会館で同地区をロケ地に撮影された映画のプロデューサーを招いて講演会を開き、地区に残る古い町並みの残し方を考えた。
プロデューサーの湊谷恭史さん(42)が講師となり、会員らが13人が参加した。
金沢の文豪による純文学を題材にした映画は今年三月下旬から1ヶ月間、藩政時代の趣があり、町屋や寺社、狭い路地などが残る大聖寺地区で撮影された。昭和三十~四十年代を設定した作品で来年の公開予定。
湊谷さんは「こんなに古い町並みが市民の生活とともにあり、美しく守られてきたことが衝撃だった。長流亭の堤防がコンクリートだったら、こういう景観にはならない。次世代にもこの考え方を引き継いでほしい」と話した。

※記事文は一部省略して引用しています

案内書の方もそのプロデューサーと話をされたとのことだが、印象的だったのが「外の人に来てもらうべく努力しなくても良いから、ずっとそのままで」という言葉だったそうだ。
これは非常に難しいことだ。何も手を加えずしてそのままとはあり得ないし、個人宅の建物の補修などを市の補助でしようにも財源の確保が厳しいだろうし。
ただ私が見る限りでも、重伝建級とまでは言わなくとも保存に十分値する古い町並が残っている。石川県は幸いにというか、金沢市をはじめ重伝建地区となった町並が多くあり、市内にも廻船問屋の集落橋立、山間の農村集落群東谷地区がある。それらのお話も含め、営業時間をオーバーしてしまったが、色々地元の方と話が出来たのは収穫だった。そういう体験は余所者ながら、その町を応援したくなるし、今後に着目していきたくなる。
そんな町に加賀市大聖寺地区が加わった訪問だった。

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市が造成したこの地区に残る古い町家建築を模した形の分譲住宅「新川住宅」。
観光案内所の方に聞いて知ることができた。このことから、市はこの町並の価値を見出しているようだった。

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by mago_emon2 | 2015-06-21 20:48 | 現場レポート | Comments(0)  

旧街道町並み保全要望

広島市安佐北区可部地区のグループ「可部夢街道まちづくりの会」や地元自治会は17日、市に同地区の旧雲石街道の町並み保全や空家バンク制度の創設などを求める要望書を出した。
要望書は、昭和30年代から大型店舗の進出や団地の開発で人通りが減り、昔の街道沿いの面影が薄れたと強調。古い民家が減少し、空き家も増加傾向と指摘し、町並み整備の補助金交付や空家バンクの創設、古民家を活用した歴史資料館の設置を求めている。
この日、地元住民たち5人が安佐北区役所を訪問。同グループの辻英明会長(78)が立岩薫区長に要望書を手渡し、梶川暢之副会長(81)が「風情のある家を残したいという意見が多い。景観維持へ行政の支援が必要」と訴えた。立岩区長は、「住民と知恵を絞って町並みを守る対策を考えたい」と答えた。
【中国新聞 2015.06.18】

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可部地区の旧街道沿いの住民の方は古い町並に対する意識が高く、イベント等も定期的に行っている。しかし流石に公の補助なしに伝統的建物を健全な状態で保つのは困難だ。上の写真は昨年秋のものだが、特に地元で折り目と呼ばれる街道の鍵曲がり付近で取壊され更地となっている例が目立った。
可部の話題は17日付の紙面でも取扱われており、その情報では商家などの伝統的な建物は、この10年で3割減少したという。
この数字を見るとかなり急速に町並景観が姿を変えているといえる。やがては町並から歴史を感じることが困難になってくるだろう。
市の財政は厳しいのだろうが、例えば画一化された公営住宅を新築するよりは、歴史の生き証人である古い町並、町家の保存に少し差し向ける方が良いのではと。

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by mago_emon2 | 2015-06-18 22:40 | 古い町並 | Comments(0)