堀内邸 訪日客観光拠点へ

尾道市は、かつて塩づくりで栄えた同市瀬戸田町の豪商の屋敷「堀内邸」を観光拠点として活用する方針を固めた。堀内邸は明治初期の建築で、昨年11月に所有者が市に寄付した。市は、増加する訪日客向けの宿泊施設などとしての利用を想定し、年内にも具体的なアイデアを公募する見通し。既に複数の民間事業者が関心を示しているという。

堀内邸は瀬戸田港に近い耕三寺の参道の「しおまち商店街」沿いに立つ。製塩業や海運業を営んだ堀内氏が1876年に建てた。1950平方メートルの敷地に木造一部2階建ての母屋、土蔵、茶室などが配されている。建物の延べ床面積は計約750平方メートル。堀内氏の子孫が市に寄付した。
市は、同町を通る瀬戸内しまなみ海道のサイクリング人気を背景に、堀内邸を活用すれば訪日外国人の集客を促すと判断。まず2018年度は、老朽化が目立ち活用が難しいとみる茶室(11平方メートル)の解体に着手する。
市は並行して、運営委託なども念頭に、民間の資金とノウハウの導入の検討を進める。近年、堀内邸には民間事業者の視察が相次いでおり、年内にも活用のアイデアを募る。関係者によると、瀬戸内海沿岸7県の観光産業の活性化に取り組む官民組織「せとうちDMO](広島市中区)や、東京のホテル運営事業者などが関心を示しているという。
堀内邸を巡っては、過去にも一般公開など観光資源としての活用を求める声があった。しかし、敷地が広くコストがかさむため頓挫した経緯がある。市瀬戸田支所の田坂昇支所長は「瀬戸田町にも夏を中心に訪日客の姿が目立つようになった。堀内邸の活用でさらに集客力を高めたい」と話している。
【中国新聞 2018.01.09】

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瀬戸田の港に近いこの堀内邸は周囲に圧倒的な存在感を示す旧家で、私が最後に訪ねた時は現住の状態だった。
しまなみ街道が出来てからは耕三寺を訪れる客も通過しなくなり、この界隈はひっそりしている。この邸宅がなくなると、港町としての町並の顔を失うことにもなるため、状態の良いうちに何らかの活用が見込めそうなこの記事を見て、安堵感を抱いた。
しかし、ターゲットを訪日客に絞るというのは如何なものか。
それが最も採算的に成立すると見込まれることから最有力案なのだろうが、常時でなくとも一般に見学できるようにするなど、広く瀬戸田のシンボルとして知られるものになってほしいものである。


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by mago_emon2 | 2018-01-10 22:41 | 伝統的建造物 | Comments(0)  

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