商店街まるごと道の駅(矢掛町)

岡山県矢掛町は23日、宿場町の風情を残す矢掛商店街と連携し、「道の駅」を整備する方針を明らかにした。新たに駐車場と簡易な観光案内所を設け、商店街で買い物や散策を楽しんでもらう。県によると既存商店街を取り込んだ「道の駅」は全国的にも珍しいという。
県や町によると、商店街と国道486号に挟まれた民有地4千平方メートルを用地買収し、大型バス10台を含む計50台の駐車場と、トイレや観光案内板を備えた施設を整備する。特産品販売や地産地消レストランなど、道の駅に欠かせない「地域振興機能」を、老舗和菓子店や雑貨店、飲食店が並ぶ東西約1キロの商店街が補う。国重要文化財の旧矢掛本陣・脇本陣などの歴史的町並みも活用する。
矢掛町は2013年から、商店街で空き家になった古民家を、特産品販売所や宿泊・温浴施設などとして再生してきた。「倉敷の奥座敷」としてにぎわいが生れている同町の知名度アップと団体旅行の受け入れ強化につなげようと、道の駅整備を決めた。
町は年内に整備構想をまとめ、県が地元説明会やハード整備を順次進めていく。18年度の完成と、登録申請を目指している。
【中国新聞 2016.05.24】
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矢掛の町並(旧脇本陣高草家付近)

旧山陽道時代には重要な宿場町であった矢掛の町。現在も大名行列の際の主要な宿とされた本陣・脇本陣がそのまま残される貴重なところで、重伝建地区に匹敵するものを保持している。
道の駅というと広い駐車場と地域の物産を販売する売店があるというのが基本で、温泉その他の付加価値を持つものも現れているが、あくまでその施設内で完結するものというのが一般常識だ。施設外の既存の市街地とは分断されたものだった。
この矢掛で計画される道の駅とはまだ記事の説明だけでは判然としない部分もあるが、古い町並の中にある商店、そして伝統的建造物も含み道の駅の施設の一部として位置づけ、開放するのだろうか。
車でふと訪れた客が、矢掛の古い町並の良さを見出して貰えるものなら、それはそれで嬉しいことだ。
今後計画が実現に向けて具体化するのを楽しみにしたいところだ。

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by mago_emon2 | 2016-05-24 21:50 | 古い町並 | Comments(0)  

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