イコモス会長 鞆訪れ「残念」

国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産委員会の諮問機関、国際記念物遺跡会議(イコモス)のグルスタボ・アローズ会長が26日、福山市鞆町を5年ぶりに訪れた。
地元住民の案内で鞆の浦の町並みを散策した。17世紀後半の建築とされる町家や、江戸時代から残る波止などを巡り、写真に収めた。家屋が老朽化し、空き家が目立つ状況に「5年前から改善しておらず残念」と述べた。
散策後に取材に応じ、奈良市であった専門家会合後、「私的に立ち寄った」とした。「自治体や国の支えなくしてまちづくりは進まない。公的組織は現状を直視し、住民と一体となり、鞆の価値を高めてほしい」と求めた。
【中国新聞 2014.10.27】

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わざわざ足を伸ばしてまで鞆を視察するということはそれだけ気にかけているということだろう。
改善していないという氏の言葉には重みがある。と同時に私も何度となくこの町を訪ねて、実感するところである。
実態を見ると、古い町並・町家の保存はもちろんのこと、はるか以前から問題となっている町内の交通問題をはじめ、何一つ変わっていない。交通は変わらないというだけで済むが、伝統的な建物は老朽化していくものである。
保存地区として申請しようとする街区に道路改修計画があることが問題とされ、申請しあぐねているといったことを聞いたことがあるが、そうして手を拱いている間に、また1軒伝統的な建物が失われることになろう。
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by mago_emon2 | 2014-10-28 00:30 | 鞆の架橋計画と町並保存 | Comments(0)  

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